京都市立西京高校附属西京中学校
10月から11月にかけて、京都市立西京高校附属中学で、今年で8年目を迎えた「特別授業」が開催されました。
10月16日の授業は、中学3年生全員が参加する「イントロダクション」(「経済入門」 大竹文雄・大阪大学教授)。その後、各クラスに分かれて、2回ずつの「特別授業」が行なわれました。
テーマ | 講師 |
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「経済入門」10月16日(火) | 大竹文雄・大阪大学教授 |
「自然を守るにはどうする:経済の視点」 10月29日(月) | 内藤登世一・京都学園大学教授 |
「いのちの値段:経済学で考える医療」 10月30日(火) | 真鍋雅史・兵庫県立大学准教授 |
「金融:『信用』と『信頼』」 11月1日(木) | 野間敏克・同志社大学教授 |
「持続可能な発展:サステナビリティ」 11月6日(火) | 上須道徳・大阪大学准教授 |
「企業とおカネの流れ:「株式」ってなに?」 11月7日(水) | 新関三希代・同志社大学教授 |
「既得権益と貿易自由化」11月9日(金) | 槙太一・関西外語大学准教授 |
<生徒の「感想」から>
医療と経済を結び付けての議論で興味深かったです。日本の医師不足が深刻なことは、小説「神様のカルテ」で知っていたので、よくわかりました。みんな大学病院の技術開発に行きたがり、現場での診察を希望する人は少ないんだとか……。そのような状況でも、日本は世界でトップクラスの医療だというのはすごいけど不思議でした。(A組A・O)
もしも地球の半径が1.5mだったら、地球の水の量は意外に少ないことに驚き、日本でも今は普通に使っている水がなくなってしまう日が来るんじゃないかと怖くなりました。(3年B組M・A)
ものをつくったり、何かをするのに必要な費用は人によって明らかな差があり、満足の度合いも違う。需要と供給には複雑な話が絡んでいる。貿易はどうしてもどの面でも不利益な人が出てきてしまう。貿易の自由化は良いことだと思っていたが、なかなか厄介なものであると思った。(3年C組T・H)
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