大阪府立三島高校「経済分野特別授業」

2009年9月25日~30日に大阪府立三島高校で、1年生の「現代社会」4クラス、3年生の「時事問題」クラスを対象とした「経済分野特別授業」を行ないました。(2009.9.25-9.30)

経済分野特別授業講師
「環境と経済」 9月25日(金)内藤登世一(京都学園大学人間文化学部教授)
「市場と政府」 9月28日(月)槙 太一(京都学園大学経済学部教授)
「社会保障」  9月29日(火)佐藤雅代(関西大学経済学部准教授)
「開発と経済」 9月29日(火)伊藤高弘(大阪大学社会経済研究所准教授)
「時事問題」  9月28日(月)橋本浩幸(兵庫県立大学経済学部准教授)
「時事問題」  9月30日(水)野間敏克(同志社大学政策学部教授)

特別授業

残暑がまだ厳しい9月下旬に、大阪府立三島高校で「特別授業:暮らしと経済」が行われた。2007年に始まり、3年目になる今回は、8クラスある高校1年生の4つのクラスを対象に2コマ連続で授業が行なわれた。また、高校3年生の「時事問題」クラスでは、昨年同様、2回の授業が行われた。

9月25日(金)の1時限目(8:30-9:20)と2時限目(9:30-10:20)は、1年8組の授業で、京都学園大学教授の内藤登世一による「環境問題と経済学」。経済学の知恵によれば、地球温暖化を防ぐためには、炭素税や排出権取引でCO2の排出量を減らすことが重要だという結論に対して、「現実にそれでCO2が減るのか?」「排出権取引は世界中が参加する必要があるのでは?」「経済学の論理だけではなく、環境に対する倫理も重要なのでは?」など生徒からの鋭い質問が相次いだ。
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